南シャン州の農村の課題
ちょうど出家する子どもたちがみんな寺院に到着した頃、いきなり大雨がやってきた。
やなタイミングだなと思ったのだけれど、雨が少ないこの時期は農村にとって雨は天の恵み。
みんなキャーキャー騒ぎながらどこか楽しげに寺院の屋根の下などへ避難。
そんな様子を雨宿りしながら撮影していると、横にいたお母さんに突然声をかけられた。
「おいダッポウンサヤ!(意味:カメラマン)うちの子たちを撮ってくれよ。500チャットでいいか?」
地元の写真屋と間違えられた。。。
後で寺院宛てに写真を送ってあげる約束をして、とりあえず無料で撮ってあげました。
課題について話を伺いました。
シャン州の農業には3つの問題があるとのこと。
①作物ブローカーの不当な買取価格設定
②ヤンゴン、マンダレーなど町の卸売り市場の不当な買取価格設定
③ヤンゴン、マンダレーなど都市部への作物の高額な輸送コスト
この辺りの村ではキャベツ栽培が盛んですが、作って売っても赤字になるという悲惨な
状況が結構発生しているそうで、何とかしてほしいと頼まれてしまいました。
現在、農村支援を掲げてささやかながらNGO活動を行っているのですが、最近は農家の子どもたちの
学校支援が中心で、農家の暮らし自体の改善には取り組めていない状況です。
こういった問題はできれば日本企業などにも関わっていただく「事業」として、地域貢献と利潤追求を
合わせた社会事業にできたらいいなと思うのですがさてどうしたものか。
クリックいただけると嬉しいです♪
by thitsa
| 2014-05-07 12:31
| 農業!