最後まで残った男
第二次大戦中の激戦地メイッティーラの外れに、ある一つの僧院がある。
その僧院の奥には、一人の日本人のために建てられた石碑があった。
この石碑の名は「ウー・チャン・イエッ」。一人残った男という意味である。
敗色濃厚な戦争末期、南へと逃避を続ける一人の兵士がいた。
英軍は執拗に掃討作戦を仕掛けてくる。インパール作戦は完全な失敗だった。
インド国境の峻険な山岳地帯から白骨街道を生き延びて、やっとの思いでここまで来たが、
既にメイッティーラは敵の勢力圏内となっていた。
仲間は次々に死んでいく。
覚悟を決めたのだろう、彼は逃げるのを止めた。
一人藪に潜み、反撃を開始したのだ。
大勢の兵を投入して、物量にまかせて次々と撃ち込んでくる。それでも反撃が止まない。
英軍はそこに、相当の数の日本兵が隠れていると思ったらしい。
結局英軍は業を煮やして、そこに爆弾を投下した。
しかしそこに倒れていたのはたった一人の兵士だけだった。
その事実に、現地のミャンマー人たちは驚いた。そしてたったひとりで戦い続けたその男の勇気を讃えたという。
カメラ:サンヨー Xacti DSC-J1 フィルム:デジタル レンズ:37-104mm
その僧院の奥には、一人の日本人のために建てられた石碑があった。
この石碑の名は「ウー・チャン・イエッ」。一人残った男という意味である。
敗色濃厚な戦争末期、南へと逃避を続ける一人の兵士がいた。
英軍は執拗に掃討作戦を仕掛けてくる。インパール作戦は完全な失敗だった。
インド国境の峻険な山岳地帯から白骨街道を生き延びて、やっとの思いでここまで来たが、
既にメイッティーラは敵の勢力圏内となっていた。
仲間は次々に死んでいく。
覚悟を決めたのだろう、彼は逃げるのを止めた。
一人藪に潜み、反撃を開始したのだ。
大勢の兵を投入して、物量にまかせて次々と撃ち込んでくる。それでも反撃が止まない。
英軍はそこに、相当の数の日本兵が隠れていると思ったらしい。
結局英軍は業を煮やして、そこに爆弾を投下した。
しかしそこに倒れていたのはたった一人の兵士だけだった。
その事実に、現地のミャンマー人たちは驚いた。そしてたったひとりで戦い続けたその男の勇気を讃えたという。
カメラ:サンヨー Xacti DSC-J1 フィルム:デジタル レンズ:37-104mm
by thitsa
| 2012-08-15 13:00
| 戦争のこと